【要望書】「便潜血検査キットの一般用検査薬への転用」に関する学会の対応について
平成30年9月13日付けにて、日本消化器がん検診学会は「便潜血検査キットの一般用検査薬への転用に関する要望書」 を厚生労働省医薬・生活衛生局長ならびに健康局長へ提出いたしましたことを、ここにご報告致します。
平成30年7月6日に、厚生労働省医薬・生活衛生局医療機器審査管理課より「便潜血キットに係る一般用検査薬ガイドライン(案)」 に関するパブリックコメントの募集があり、当学会理事会の議題として検討されました。
理事会での検討の結果、便潜血検査が一般用検査薬としていわゆるOTCで販売されるようになった場合、 精度管理がなされない大腸がん検診の拡散につながることは必至と判断され、要望書の提出に至ったものです。
当学会は引き続き、がん対策推進基本計画に基づいて科学的根拠に基づき、 かつ十分な精度管理のもとに大腸がん検診を推進し、大腸がん死亡率の減少へ貢献する活動を目指して参ります。
一般社団法人日本消化器がん検診学会
理事長 渋谷 大助