消化器がん検診にあたっての新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応について(第8報)令和5年3月13日以降のマスク着用の考え方について
2023年3月10日
一般社団法人日本消化器がん検診学会
感染症対策委員会
新型コロナウイルス感染症対策については、政府の方針により、令和5年3月13日以降のマスク着用は、個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねることとされました。これを受けて、内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室より「業種別ガイドラインの見直しのポイント」(第6版:令和5年3月7日 ※令和5年3月13日より適用)※1が示され、健診関連8団体が作成した業種別ガイドライン「健康診断実施時における新型コロナウイルス感染症対策について」(令和5年3月7日改正)も見直しがされました※2。
これらにおいては、基本的感染対策としての「三つの密」の回避、「人と人とが触れ合わない距離での間隔」の確保、パーティションの設置、咳エチケット、効果的な換気、接触感染対策としての手指衛生・共用部の消毒などの基本的感染対策は従来通り継続することになっています。健診(検診)現場においては、ほぼ従来通りの感染対策を実施し、健診(検診)スタッフのマスク着用やワクチン接種の奨励、また、受診者に対しては検診施設内では原則として各自不織布マスクの着用を引き続きお願いすることとしています。※1※2
本学会としては、政府の「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」令和3年 11 月 19 日(令和5年2月 10 日変更)※3に則り、新型コロナウイルス感染症が感染症法上の位置づけが2類相当から5類感染症に変更されるまでは※4、消化器がん検診の実施にあたっては原則として従来通りの感染対策を継続することを推奨します。がん検診の実施主体とも十分に打ち合わせを行った上で、施設毎に対応を決定してください。
なお、今後の感染状況の変化、政府見解の変更、新たな知見等が得られた場合、その都度新たに情報提供を致します。
※1:業種別ガイドラインの見直しのためのポイント
(第6版:令和5年3月7日 ※令和5年3月13日より適用)
https://corona.go.jp/prevention/pdf/guideline_review_20230307.pdf
※2:内閣官房・業種別ガイドライン8医療サービス
https://corona.go.jp/prevention/pdf/guideline.pdf?20230303
※3:新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針
(令和5年2月10日変更 新型コロナウイルス感染症対策本部決定)
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/novel_coronavirus/th_siryou/kihon_r1_050210.pdf
※4:新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけの変更等に関する対応方針について
(令和5年1月27日 新型コロナウイルス感染症対策本部決定)
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/novel_coronavirus/th_siryou/kihon_r2_050127.pdf