倫理審査に関わる学会誌投稿規定の改変について
一般社団法人日本消化器がん検診学会
編集委員会 委員長 西田 博
臨床研究の不適切な実施が明らかになったことから「臨床研究に関する倫理指針」の見直しが実施され,平成26年12月22日に「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」(文部科学省,厚生労働省)が示され平成29年2月28日に一部改正がなされております。さらにJDDWにおいても発表に際して倫理審査が求められるようになったことから,本学会誌への投稿に際しても予め倫理審査委員会での審査を受けていただくよう,投稿規定を下記の要領で改変致しますので,ご理解を賜りますようお願い申し上げます。なお,自施設に倫理審査委員会を持たない研究者のために,本学会に倫理審査委員会が設置されましたので必要な場合はご利用ください。
記
平成30年度より投稿規定に以下6点の内容を追加致します。
- 本誌に投稿する際は,「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」(平成29年2月28日一部改変)の遵守に関してカバーレターに明確に記載すること。もし遵守しない,またはその必要がない場合はその理由もカバーレターに明確に記載すること。
- 論文の内容は,外科関連学会協議会「症例報告を含む医学論文及び学会研究会発表における患者プライバシー保護に関する指針」を遵守し,その旨をカバーレターに明確に記載すること。
- 論文の内容が臨床研究の場合は,被験者全員からのインフォームド・コンセントが得られていること,および著者が所属する施設等の倫理審査委員会で研究が承認されていることをカバーレターと論文中に明記すること。
- 自施設等で倫理審査を受けた場合,本学会倫理審査委員会が定める倫理指針対応フローに従って倫理審査を受けたことをカバーレターに記載すること。
- 論文内容が動物実験である場合は,施設内ガイドラインに準拠していることを論文中に明記すること。
- 未承認の薬剤の投与や未承認の診断技術等を用いる場合は,著者が所属する施設等の倫理審査委員会で承認が得られていること,またその旨を論文中に明記すること。
実施時期
2018年6月投稿受付論文より