胃がん検診専門技師による読影補助認定制度発足に関するお知らせ
胃がん検診専門技師認定取得者 各位
一般社団法人日本消化器がん検診学会
胃X線読影補助認定委員会 委員長 加藤 勝章
(胃がん検診精度管理委員会 委員長)
本学会は,胃X線検査の精度向上に資するとともに,検診分野でのチーム医療の推進を図ることを目的に,本学会が認定する胃がん検診専門技師のうち読影の補助にあたる技量と読影力を兼ね備えた技師を養成し,専門技師が有する胃X線読影補助認定技師として認定する制度を設けることになりましたので,お知らせ致します。
認定制度規程や認定に必要な要件となるe-ラーニング受講等の詳細や申請受付時期については決定次第,随時学会ホームぺージにてご案内いたします。
認定要件の概要
- (1)申請時において継続5 年以上本学会の会員で,専門技師としての実務経験が5 年以上あること(但し,専門技師資格保留者は申請できません)。
- (2)申請時において過去3 年間に本学会の総会,大会(JDDW),支部主催の地方会のいずれか1 回以上出席があること。
- (3)本学会が主催する胃がん検診専門技師研修会に,申請時において過去3 年間に1 回以上出席があること。
- (4)本学会が策定する胃X線読影判定講習用e-ラーニングの修了証を有していること。
- (5)申請時において過去5 年間の胃X線検診実績報告書(申請時に所属する施設長の承認印が必要)。
注)NPO法人日本消化器がん検診精度管理評価機構が実施する読影B部門資格認定試験は認定要件に必須ではありませんのでご留意ください。
備考:
胃がん検診専門技師による読影補助とは
胃X線検診の読影にあたる日本消化器がん検診学会認定医の包括的指示に基づき,胃がん検診専門技師が適切な追加撮影と日本消化器がん検診学会が策定した「胃X線検診のための読影判定区分」に準拠した読影判定(カテゴリー)を技師レポートとして提出することにより読影医の診断を補助することである。
ただし,胃がん検診としての管理区分(精検要・否の判定)の決定は読影医が行い,最終判定の全ての責任は読影医が負うものである。