第63回日本消化器がん検診学会総会終了に伴うご挨拶
2024年6月11日
入梅の侯、皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
この度は、第63回日本消化器がん検診学会総会の開催にあたり、格別のご支援とご高配を賜りまことにありがとうございました。
本総会におきましては現地開催最終日時点で2,100名を超える方々に参加登録をいただき、心より御礼申し上げます。御蔭をもちまして、名古屋での現地開催を無事盛会裡に終えることができました。本総会プログラムを大過なく終了できましたのは、ひとえに学会役員、プログラム委員の先生方、代議員・会員の皆様、協賛いただいた企業の皆様、後援いただいた団体の皆様、学会事務局の皆様、運営事務局スタッフの皆様そして私どもの医局のスタッフのご協力とご支援の賜物と心より感謝申し上げます。なお、6月12日(水)~7月31日(水)の期間には一部セッションのオンデマンド配信を行いますので、是非ご視聴くださいますようお願い申し上げます。
本総会では、テーマを『革新的消化器がん検診を目指して』とさせて頂き、自分なりに鋭意準備を進めて参りました。これまで綿々と受け継がれてきた消化器がん検診の果たした役割ははかり知れません。一方では、胆道がんや膵がんといった難治がんに対して現状では有効な検診システムが構築されていません。それどころか、これら難治がん発見の端緒になるような手段も確立しておりません。本総会では思い切って“高いところ”を目指しました。目指したものは高いところにあり、簡単には到達出来ないかもしれません。しかしながら、高みを目指さない限り目的は達成出来ません。今後、消化器がん検診の重要性は増すばかりです。今後、若い医師や技師、研究者に多く入会して頂き、ともに高みを目指せるような学会にしたいと願って止みません。
開催にあたりましては至らぬ点も多々あったと存じますが、何卒ご寛容の程お願い申し上げますと共に、今後ともご指導ご鞭撻を賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。
末筆ながら、本学会会員の皆様のご多幸と本学会のますますの発展を祈念して、第63回日本消化器がん検診学会総会終了のご挨拶とさせていただきます。
第63回日本消化器がん検診学会総会会長
藤田医科大学 消化器内科学講座
主任教授 廣岡芳樹