投稿規定
I.投稿資格
投稿原稿の内容は、消化器がん検診の進歩に寄与するもので、他誌に未発表のものに限る。なお、投稿に際しては、共著者を含めた全員の署名を必要とし、誓約書(様式1)をオンライン上にてアップロードする。なお,二重投稿については,学会ホームページに掲載されている「二重投稿に関する注意」を参照のこと。
II.投稿内容
- 本誌に投稿する際は、本学会の定める,「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」(2024年3月14日施行)を遵守すること。
- 論文の内容が臨床研究の場合は、被験者全員からのインフォームド・コンセントが得られていること、および著者が所属する施設等の倫理審査委員会で研究が承認されていることを論文の「対象と方法」の最後に明記すること。また、倫理審査委員会の承認番号も付記すること。
- 自施設等で倫理審査を受ける場合、本学会倫理委員会が定める倫理指針対応フローに従って倫理審査を受けなければならない。
- 倫理審査が不要であった場合は、その理由を論文の「対象と方法」の最後に記述すること。
- 論文内容が動物実験である場合は、施設内ガイドラインに準拠していることを論文中に明記すること。
- 未承認の薬剤の投与や未承認の診断技術等を用いる場合は、厚労大臣の認定を受けた認定臨床研究審査委員会で承認が得られていること、またその旨を「対象と方法」の最後に明記すること。
III.論文種目
総説,原著,経験,症例報告,この症例に学ぶ,Letter to the Editor等とする。
ただし、掲載原著論文には、消化器がん検診が影響を及ぼすヒトの健康状態(死亡率・罹患率・有病率など)に関する研究、ヒトまたはヒトから取得した試料を対象とした検査手法の診断精度に関する研究、モデル分析(医療判断分析、医療経済的評価あるいは受診者の利益・不利益に関する研究など)、記述・分析疫学的研究などが含まれる。また総説は上記項目に関するレビューである。 なお、原則として診断精度に関する研究であっても工学的基礎研究や分子生物学的基礎研究並びに検査法に関わる開発基礎研究は本誌の掲載対象とはならない。
原 著 | 原則として、仮説を設定し対照を設け、それとの比較をとおして、仮説の真偽を評価する研究。原稿は、「はじめに(背景、目的)」、「対象と方法」、「結果」、「考察」、「結語」から構成される。研究内容は一般化でき、再現性を有するものである。ただしmeta-analysis(メタ分析)・systematic review(系統的レビュー)は、原著とする。 |
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総 説 | ある主題に基づいて過去に発表された論文をまとめ総合的に考察した専門家によるレビュー。 |
経 験 | 新たな診断機器の使用報告、著者らの工夫による検診システムの改良などによる効果を報告する論文。 |
調査報告 | 検診の実施など現場のデータを解析し、癌の発見率の変化など検診成績をまとめた論文。 |
症例報告 | 特異的な特徴を有する症例の経験を報告するもので、論文をとおして読者に知識を共有し注目を促す論文。 |
症例シリーズ | 複数の症例を比較し、臨床像や病理組織学的特徴等を検討した論文で、対照を設定していない形式(対照を設定し、仮説の検証を試みる論文であれば、原著となる)。 |
この症例に学ぶ (依頼原稿) |
症例報告に類似するが、典型的・一般的特徴を有し初学者の学習材料となる症例、あるいは極めて非特異的な所見を有し診断困難な症例であり、注意を喚起する症例を報告する論文。 |
IV.利益相反
「日本消化器がん検診学会医学研究の利益相反に関する指針」の細則3条により,著者および共著者は,利益相反内容をオンライン上にて申告すること。なお、利益相反に関しては、著者名、報酬を受けた団体・企業名ならびにその内容(研究費など)が紙面上に公開される。
V.著作権
本誌に掲載された論文の著作権は本学会に帰属し、他誌や著者自身のホームページに転載する場合には本学会の同意を必要とする。著作権は、電子メディア化する権利、複製権、二次的著作物の利用権(インターネットでの公開等)を含む。
VI.論文の採択
- 投稿論文の採否は編集委員会が指名した査読者(2名以上)によるpeer reviewをもとに編集委員会が決定し、著者に通知する。
- 編集委員会は投稿原稿について修正を求めることがある。修正を求められた原稿はできるだけ早く提出すること。返却日より3ヶ月以内に再提出されない場合は、投稿の意志のないものとする。
- 一度提出された原稿に変更を加えるときは,編集委員会の承認を得なければならない。
VII.投稿様式
- 原稿本文は,横書きA4判縦,12ポイント行間隔1.5行,標準的なフォント(MS明朝体,MSゴシック体など)を用いたMicrosoft社のWordでの作成を推奨する。和文は全角,英数字は半角とする。日本語の句読点は、句点として全角「。」を、読点として全角「、」を用いること (文献は除く)。なお,タイトル頁を1ページとしてページ番号を記載し,行番号を連続で付記すること注1。
- 原稿文字数,図(写真)表の枚数等は「IX.投稿要領」を参照のこと。
- 新仮名づかいを用い,医学用語を除き常用漢字を用いる。
- 医学用語は消化器がん検診学会用語集第4版(2023)改訂版(学会ホームページ参照)に掲載された用語を用いることが望ましい。
- 論文にしばしば繰り返される語は略語を用いて差し支えないが、とくに慣用されているものを除き、要旨(日本語、英語)と本文それぞれで初出の完全語の後に( )で略語を示した後、使用すること。
- 例 gastrointestinal stromal tumor(GIST)
- 外国人名、または化学品名(薬品名は一般名を用いることが望ましい。やむを得ず商品名を用いる場合は薬品名の最後に上付き®を添えること)などの科学用語は原語を用いる。
- 外国語は固有名詞,文頭の語句のみ,最初の1字を大文字とする。
- 度量衡の単位はmm,cm,m,ml,mg,kg,㎠,㎡,等を用いる。
- 注1: Microsoft社のWordを用いる場合,「レイアウト」タブ→「行番号」→「連続番号」で自動的に行番号を付記することが可能。
VIII.原稿作成
原稿は【原稿本文】【英文要旨】【図】【表】の4つのファイルに分けて作成のこと。
- 原稿(以下の①〜③⑤の項目ごとに改頁を行い記述すること)
- ①タイトル頁
題名(日本語)、著者名、所属を記載のこと。所属は著者毎に所属番号を上付に番号を付与すること。題名は50字以内とする。
- ②日本語要旨
論文内容を500字以内にまとめ、日本語のキーワード(5語以内)を記載のこと。要旨によって本文の内容の概略が把握できるよう可及的に定量的表現を用いること。題名に含まれる語句はキーワードとして検索されるので、題名に含まれない語句の選定が望ましい。
なお、原著は「背景 (目的)」、「対象と方法」、「結果」、「結語」に分けて記述する。 - ③本文
- □原著の場合(経験、調査報告、症例シリーズもこれに準じる)
「はじめに(背景,目的)」,「対象と方法」,「結果」,「考察」,「結語」の順とする。 - □症例報告,この症例に学ぶの場合
「はじめに」,「症例」,「考察」の順とする。
- □原著の場合(経験、調査報告、症例シリーズもこれに準じる)
- ④図(写真)表
図(写真)表は本文と区別して別途作成すること。図(写真)及び表の下部に番号、タイトル、説明文を付記すること。詳細は「3.図(写真)表」を参照のこと。 - ⑤文献
- 1)記載順序は引用順とし,本文中に肩付番号を付記すること。
- 2)著者名は3名までとし,4名以上は和文誌では他,英文誌ではet alとして省略する。
- 3)引用、転載許諾が必要な場合は、著者の責任において投稿前に著作権者から許諾を得ること。
- 4)文献の記載は著者の責任において正確を期すこと。規定に合わない場合は受理できない。
- 5)文献記載法
- a.雑誌を引用する場合
和文誌の略号は医学中央雑誌刊行会編「医学中央雑誌収載誌目録略名表」による。英文誌の場合はIndex Medicusの記載方法による。
引用番号,著者名,論文題名,雑誌名,西暦年月,巻,頁(始-終)の順に記す。- 1)猪股芳文, 加藤勝章, 島田剛延, 他. 偽陰性率から見た内視鏡検査の精度管理の問題点及び対策についての検討. 日消がん検診誌 2009;47:542-551.
- 2)Atkin WS, Edwards R, Kralj-Hans I, et al. Once-only flexible sigmoidoscopy screening in prevention of colorectal cancer;a multicentre randomized controlled trial. Lancet 2010;375:1624-1633.
- b.単行本を引用する場合
引用番号,著者名,章,論文題名,編集者名,書名,版数,発行所,発行地,西暦年号,頁(始-終)の順に記す。- 3)松田一夫, 島田剛延. 大腸がん検診の実施体制―精度管理.B検診機関における精度管理. 大腸がん検診精度管理委員会編, 大腸がん検診マニュアル, 医学書院, 東京, 2013, 50-53.
- 4)Halloran S, Launoy G, Zappa M. Faecal occult blood testing. European guidelines for quality assurance in colorectal cancer screening and diagnosis. Segnan N, Patnick J, von Karsa L.eds., First ed., Publication Office of the European Union, Luxembourg, 2010, 103-144.
- c.ホームページを引用する場合
引用番号,著者名,タイトル.発表年,引用元のURL[確認した日付注2]の順に記す。- 5)国立がん研究センターがん対策情報センター. がん情報サービス. 統計. 最新がん統計. 2019,
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html [2019.10.30]
- 5)国立がん研究センターがん対策情報センター. がん情報サービス. 統計. 最新がん統計. 2019,
- d.オンラインで発表されていて,号や頁が与えられていないが,DOI(Digital Object Identifier)が付与されている場合
- 6)Charvat H, Sasazuki S, Inoue M, et al. Int J Cancer. Prediction of the 10-year probability of gastric cancer occurrence in the Japanese population: the JPHC study cohort II. 2015 Jul 28. doi:10.1002/ijc.29705
- 注2:引用のために確認した日付を記入。
- 6)Charvat H, Sasazuki S, Inoue M, et al. Int J Cancer. Prediction of the 10-year probability of gastric cancer occurrence in the Japanese population: the JPHC study cohort II. 2015 Jul 28. doi:10.1002/ijc.29705
- a.雑誌を引用する場合
- ①タイトル頁
- 英文要旨
- 題名,著者名,所属を英文表記すること。また論文内容を英文で400語以内にまとめ、要旨によって本文の内容の概略が把握できるよう可及的に定量的表現を用いること。英文キーワード(5個以内)を付記すること。行間はダブルスペースとする。原著は、“objective (background)”, “subjects and methods”, “results”, “conclusions”に分けて記述すること。英文要旨は、英文専門家のチェック済みのもので、英文キーワードは、必ず日本語表記のものに対応する形とし、数等も一致させる。
- 図(写真)表
- ①表はExcel (A4判)、PowerPoint (A4判)、Word (A4判) で作成すること。グラフは、JPEG、PNG、TIFF、EPS、PowerPoint(A4判)形式とし、写真についてはJPEG、PNG、TIFF、EPS 形式とする。グラフおよび写真については300dpi以上の解像度を確保すること。各グラフ、表、写真の下部に番号、タイトル、説明文を付記すること。編集の段階でグラフ、表、写真の大きさは調整するが、それ以外の加工は行わないので論文化されたときに明瞭であるよう考慮すること。
- ②図(写真)表内に用いる印字書体は、MS 明朝、MSゴシックに統一し、和文は全角、英数字は半角とすること。
- ③組写真、組表で掲載する場合は、希望する配置で作成の上、投稿することが望ましい。
- ④組写真、組表の場合は、構成数ではなく1枚としてカウントする。
- ④グラフ、表および写真は本文と分けて作成すること。
- ⑤図表および写真の引用に際し、既に出版されている雑誌や著書の図(写真)表等を転載、改変して使用する場合には、転載、改変であることを明示し、著者および出版社には転載、改変の許諾を得ること。
IX.投稿要領
著者数 | 日本語 | 英 文 | 図表 写真 |
|||||
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原稿本文注3 (800字/枚) |
要旨 | キーワード | タイトル項 | 要旨 | キーワード | |||
原 著 | 制限なし | 10,000字 以内 |
500字 以内 |
5語 以内 |
標題, 共著者, 所属 |
400語 以内 |
5語 以内 |
20枚 以内 |
総 説 | 3名以内 | 10,000字 以内 |
500字 以内 |
5語 以内 |
標題, 共著者, 所属 |
400語 以内 |
5語 以内 |
20枚 以内 |
経 験 | 10名以内 | 10,000字 以内 |
500字 以内 |
5語 以内 |
標題, 共著者, 所属 |
400語 以内 |
5語 以内 |
10枚 以内 |
調査報告 | 10名以内 | 10,000字 以内 |
500字 以内 |
5語 以内 |
標題, 共著者, 所属 |
400語 以内 |
5語 以内 |
10枚 以内 |
症例報告 | 10名以内 | 6,000字 以内 |
500字 以内 |
5語 以内 |
標題, 共著者, 所属 |
400語 以内 |
5語 以内 |
10枚 以内 |
症例シリーズ | 10名以内 | 10,000字 以内 |
500字 以内 |
5語 以内 |
標題, 共著者, 所属 |
400語 以内 |
5語 以内 |
10枚 以内 |
この症例に学ぶ注4 | 10名以内 | 適宜 | 500字 以内 |
5語 以内 |
標題, 共著者, 所属 |
400語 以内 |
5語 以内 |
適宜 |
Letter to the Editor | 800字以内(氏名・所属含む) |
- 注3:原稿本文字数はタイトル項,日本語要旨,本文,文献までを含める。
- 注4:「この症例に学ぶ」は原則依頼原稿とする。
X.投稿方法
- 論文の投稿は,オンライン投稿システム「ScholarOne Manuscripts™」で行う。必ず投稿前にファイルの文字化け,画像の鮮明度などを確認すること。
(日本消化器がん検診学会WEBサイト内リンクより移動可)
投稿ウェブサイト:http://mc.manuscriptcentral.com/jsgcs
アップロードするファイルサイズは,すべてファイルの合計が20MBまでとする。 - 上記のWEBサイトにアクセスし,アカウントを作成する(初回利用時のみ)。
連絡先・メールアドレスなどの変更がある場合は,各自でアカウント情報の修正を行うこと。 - 投稿画面内の手順に従って,必要項目を入力する。
- 査読結果について連絡をとるべき著者を責任著者 (corresponding author)として著者入力画面で指定する。筆頭著者と責任著者が異なっても構わない。責任著者の氏名と電子メールアドレスは論文の下段に表示される。
- カバーレター欄に、誓約書(様式1)、投稿用チェックリスト(様式2)をアップロードする。
- 原稿は【原稿本文】【英文要旨】【図】【表】の4つのファイルに分けてアップロードする。なお,アップロードファイルは,次のように半角英数字を用いて名前を付ける(拡張子は例示)。
原稿本文:MainDocument.doc
英文要旨:Abstract.doc
図:Fig1.jpg Fig2.jpg Fig3.jpg
表:Table1.xls Table2.xls Table3.xls - アップロードしたファイルから自動的に作成されるPDFファイル内の文字化け,画像の鮮明度などを確認する。
- 最後に「送信」をクリックすると投稿完了。
XI.校正
校正は初校のみを著者校正とする。原則として文章の書き換え,図(写真)・表の変更は認められない。
XII.掲載料
- 掲載料ならびに図(写真)表のカラー掲載は無料とする。
投稿についての問い合わせ先
一般社団法人日本消化器がん検診学会 編集委員会
〒112-0014 東京都文京区関口1-19-2 第2弥助ビル3F
TEL 03-3235-6754 FAX 03-3235-7647
E-mail:admi-henshu@jsgcs.or.jp
オンライン投稿システムに関する技術的な問い合わせ先
株式会社杏林舍(Thomson Reuters社 ScholarOneTMの国内代理店)
TEL 03-3910-4517 受付時間:平日9時から12時,13時から17時まで
E-mail:s1-support@kyorin.co.jp
改正:2024年3月14日
施行:2023年2月1日
二重投稿に関する注意
本投稿論文の内容が、すでに他誌に掲載されたり、あるいは掲載予定(投稿中も含む)の場合は二重投稿とみなされます。
明らかに二重投稿とみなされる論文が掲載、あるいは投稿された場合には、以後一定期間本誌への投稿をお断りする場合もあります。
以下の場合は特に注意をお願いします。
- 著書、研究会の予報集、商業誌などにすでに原著形式で発表されている場合には、一部に多少の変更や追加があっても、基本的に同一内容であれば、二重投稿とみなされます。
- 検診の積み重ねで、方法論は同じであっても、導き出された結論が異なれば、二重投稿とは判断されません。
- 同一内容を異なる言語で発表する場合は二重投稿とみなします。
- 但し、すでに外国語論文が掲載されている場合は
- 1) オリジナル誌の承認を得る必要があります。
- 2) オリジナル論文を引用し、脚注にその旨を記述してください。
- 3) 編集委員会で認められれば「経験」として掲載されます。
剽窃に関する注意
論文執筆に際して図表などの転載にご注意ください。
一般的に学術論文には著作権を有する個人、団体、企業等が存在します。他誌に掲載されている図表や文章をご自分の論文で使用する際は、著作権者の承諾が必要です。承諾を得ないまま論文が発刊された場合、剽窃・盗用とみなされる可能性があります。ご自分が過去に発表した論文であっても著作権は、多くの場合学会や出版社などに移行していますので、注意が必要です。
海外ではオープンアクセスジャーナルの登場と共に、Creative Commonsというライセンス形態が広まってきており、従来の著作権より緩やかな運用が認知されてきていますが、和文誌ではまだ一般的ではありません。今後、わが国においても同様の方向に向かう場合は、本学会も柔軟に対応するように致します。