利益相反(COI)に関するQ&A
- 医学系研究に係るCOIとは
- 日本消化器がん検診学会のCOI指針・細則について
- COI委員会の構成と役割について
- COI自己申告書とその提出について
- COIマネージメント(管理)の意義と実際について
3.COI委員会の構成と役割について
- 26.COI委員会の構成はどのようになっていますか?(細則 第6条に関連)
- 委員会は、委員長、副委員長、委員(外部含)から構成されます。学会事務局からは、事務管理責任者が加わり、審査の仕分けや事務的な補助を行います。役員などの自己申告書を直接見ることができるのは、委員長、副委員長と事務管理責任者に限られます。審査が必要な場合には、匿名化した後にCOI委員会で審議されます。もちろん、COI委員会委員と事務管理責任者の全員には守秘義務が課せられます。
- 27.COI委員会はどこに位置づけされていますか?
- COI委員会は、理事会ならびに他の委員会とは独立した組織であり、理事長の諮問により、第三者的な立場で対応し、深刻なCOI状態と判断された場合には適切にマネージメントするための対応を行う役割を担います。
- 28.本学会雑誌関係へのCOI申告に関する取り決めや見直しはCOI委員会、編集委員会のどちらが担当するのでしょうか?
- COI委員会と雑誌編集委員会とが協議をして取り決めや見直しを行い、最終的には、理事会で承認後実施されることになります。
- 29.COI委員会と倫理委員会との役割の違いは?
- COI委員会は会員や役員などから提出されたCOI自己申告書をもとに重大なCOI状態を引き起こさないようにマネージメントをしたり、指導をする役目を担っており、COI状態に疑義が発生した場合にヒアリングなどを行って対応することが重要な役割で、言わばアドバイザー的な存在です。一方、倫理委員会は、COI指針を遵守せず、社会的に本学会への損失を与えるような事態が発生した場合に違反者への措置を検討し、理事長に答申する役割を担います。
- 30.COI指針は施行された後、改定はなされないのですか?(細則 第10条)
- COI指針は、法律ではなく、社会の常識や良識によって判断されるものであり、社会の通念や倫理感が変化すれば、当然、判断基準も変わってきますので、随時改訂して行くことが求められます。本学会の指針と細則もCOI委員会で審議し、適宜、改定しています。