一般社団法人 日本消化器がん検診学会

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認定制度

総合認定医制度の発足について

日本消化器がん検診学会消化器がん検診総合認定医制度の発足について

一般社団法人日本消化器がん検診学会
理事長 渋谷 大助
認定医制度委員会 委員長 一瀬 雅夫
試験委員会 委員長 松田 一夫

 本学会では,これまで消化器がん検診認定医の認定にあたっては,基本的に検診現場での実務経験を重視した評価を基に,胃・大腸・肝胆膵の3分野での資格認定を行って参りました。しかし,予防医学の進歩発展を背景に消化器がん検診を支える検診理論・知識の集積がなされ,新時代が求める消化器がん検診医の在り方も大きく変貌するに至って居ります。
 この様な情勢に鑑み本学会と致しましては,新時代の要請に応える認定医を育成する上で,検診現場での経験に加え,がん検診全般を支える正しい知識と診断能を有していることを評価の対象に加えた新たな認定医制度が必要と判断するに至り, 6月8日の代議員会を経て,「日本消化器がん検診学会消化器がん検診総合認定医制度」を発足させました。また,本制度の維持・運営を目的に,従来の認定医・専門医制度委員会,認定委員会を再編して,認定医制度委員会と試験委員会を新たに設置致しました。
 なお,総合認定医に新規申請される際には医師研修会出席10単位が必須です。既に認定医の資格をお持ちの先生方が総合認定医に申請される際には医師研修会出席は必要ありませんが,総合認定医更新時には10単位の医師研修会出席が必要です。医師研修会を始め,実績・学会参加等,必要な単位数については総合認定医制度規則(本誌461頁)をご確認ください。

 なお,2022年までは従来の認定医を新規に取得することも可能ですが,2023年からは新規に取得できる本学会認定資格は,試験を経た総合認定医のみとなります。

 既に認定医資格をお持ちの先生方につきましてはこれまで通り, 5年毎の更新を行って頂く事で,認定医としての資格を維持して頂けますが,従来の認定医よりも上位の資格である「総合認定医」を取得するため,総合認定医試験を受験してくださいますよう,ご案内申し上げます。

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