一般社団法人 日本消化器がん検診学会

お知らせ

学会誌投稿規定の一部改正についてのお知らせ

会員各位

下記の内容について投稿規定を一部改変いたしましたので、お知らせいたします。なお、本改正は2023年1月1日より施行いたします。

論文種目

論文種目に「調査報告」と「症例シリーズ」を追加し、論文種目の定義を追記いたしました。

原 著 原則として、仮説を設定し対照を設け、それとの比較をとおして、仮説の真偽を評価する研究。原稿は、「はじめに(背景、目的)」、「対象と方法」、「結果」、「考察」、「結語」から構成される。研究内容は一般化でき、再現性を有するものである。ただしmeta-analysis(メタ分析)・systematic review(系統的レビュー)は、原著とする。
総 説 ある主題に基づいて過去に発表された論文をまとめ総合的に考察した専門家によるレビュー。
経 験 新たな診断機器の使用報告、著者らの工夫による検診システムの改良などによる効果を報告する論文。
調査報告 検診の実施など現場のデータを解析し、癌の発見率の変化など検診成績をまとめた論文。
症例報告 特異的な特徴を有する症例の経験を報告するもので、論文をとおして読者に知識を共有し注目を促す論文。
症例シリーズ 複数の症例を比較し、臨床像や病理組織学的特徴等を検討した論文で、対照を設定していない形式(対照を設定し、仮説の検証を試みる論文であれば、原著となる)。
この症例に学ぶ
(依頼原稿)
症例報告に類似するが、典型的・一般的特徴を有し初学者の学習材料となる症例、あるいは極めて非特異的な所見を有し診断困難な症例であり、注意を喚起する症例を報告する論文。

倫理審査

倫理審査の有無をカバーレター(様式4)で申告いただいておりましたが、審査有無に関わらず本文中に記述いただくことになりました。なお、これに伴い、様式4の提出は不要となりました。

  • 倫理審査の承認を受けた場合
    著者が所属する施設等の倫理審査委員会で研究が承認されていることを論文の「対象と方法」の最後に明記し、倫理審査委員会の承認番号も付記してください。
  • 倫理審査が不要の場合
    倫理審査が不要な理由を論文の「対象と方法」の最後に記述してください。

利益相反

論文末尾に著者名、報酬を受けた団体・企業名を公開しておりますが、内容(講演料や研究費など)についても公開いたします。

剽窃に関する注意

論文執筆の際は、下記剽窃注意喚起文をご確認ください。

論文執筆に際して図表などの転載にご注意ください。

一般的に学術論文には著作権を有する個人、団体、企業等が存在します。他誌に掲載されている図表や文章をご自分の論文で使用する際は、著作権者の承諾が必要です。承諾を得ないまま論文が発刊された場合、剽窃・盗用とみなされる可能性があります。ご自分が過去に発表した論文であっても著作権は、多くの場合学会や出版社などに移行していますので、注意が必要です。
海外ではオープンアクセスジャーナルの登場と共に、Creative Commonsというライセンス形態が広まってきており、従来の著作権より緩やかな運用が認知されてきていますが、和文誌ではまだ一般的ではありません。今後、わが国においても同様の方向に向かう場合は、本学会も柔軟に対応するように致します。

2022年12月23日
一般社団法人日本消化器がん検診学会
編集委員会 委員長 西田  博

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